・釧路地方の炭田・湿原と海岸地形を見る機会があったので、参加しました。
廃校 布伏内小学校
◎古潭・雄別歴史資料館(阿寒町布伏内)
布伏内コミュニティセンターにあります。土日は休館です。代表の三沢悟さんは不在でしたが、見学することができました。
廊下も各部屋も写真や資料で埋め尽くされています。
雄鉄関係、炭鉱町の様子など、一見の価値があります。
自作と思われる木製の模型も展示されています。
閉校になった各学校の資料も多数ありました。
◆布伏内小学校(阿寒町布伏内)
2008年に阿寒小学校と統合して、閉校しました。上の資料館のすぐ北側に見えました。
◎雄別炭鉱跡(阿寒町雄別)
総合ボイラー煙突です。この奥に選炭場、右に雄鉄の転車台・機関庫があり、ここの左方に雄別炭山駅がありました。この煙突はこの地域のランドマークです。
ここからは歩いて見学します。
煙突から少し進んだところ。枕木運搬トロッコ橋脚です。奥に橋台も見えます。
雄別小学校跡。炭礦病院跡へ入る所の少し先に見える、擁壁の所と思われます。
雄別炭礦病院。古い建物の頃に、作家の渡辺淳一氏が医師として勤務したことがあるそうです。
病院内部の様子です。この建物は閉山の2年ほど前に建てられたそうです。入口から入ると、階段ではなく、スロープになっていて、モダンな印象です。
建物内に多数あった落書きは歴史資料館の三沢さんらが消したそうです。資料収集など、保全の努力に頭が下がりました。
病院の奥にあった、雄別通洞。1938年に完成。
雄別通洞の坑口の上にあった「安全生産」の看板は、偶然撮影した資料館の横のこれだったようです。
通洞近くにある、坑口浴場跡。
病院に戻る途中にある、雄渓平沢眼鏡橋。
◎恩根内ビジターセンター(鶴居村温根内)
移動して、ここで、昼食を取りました。駐車場の階段を降りたあたりからが鶴居村営軌道の跡のようです。
釧路湿原には、低層湿原(ヨシ・スゲ湿原)と高層湿原(ミズゴケ湿原)があります。木道を歩いて、両方を見学しました。
センターの近くが低層湿原です。
やちまなこ、棒をさしてくださいました。深いです。
左は谷地坊主。右はガマの穂。
左はミツガシワ。右は確かタヌキモ、案内してくださった塩さん。他の植物も撮影しましたが名前を忘れました。
先に進むと、高層湿原になります。高層湿原は泥炭層が堆積し、周りの水位よりも高くなったものをいうようです。標高の高いところにある湿原だと思っていました。
博物館に入り、湿原の生態などの展示を見ました。その後、釧路地方の炭田の歴史などについて、学芸員の石川さんから詳しい説明をしていただきました。