廃校 旧礼文内小中学校、幾千世小中学校、稲穂小学校
駅舎 十弗駅
《十勝29-3》廃校･廃線 十勝東南部 <十弗－稲穂>
●十弗駅（豊頃町十弗宝町）
1911年に釧路線の駅として開業しました。
弗(ふつ)はドルと読めるので十ドル札があります。島式に見えますが、今は1線のようです。
十弗駅は池田町の十弗川から数㎞離れた豊頃町にあります。この駅名が不思議でした。最寄りの学校は礼文内小学校。かつて旧十勝川左岸の十弗川から礼文内川付近までは十弗原野だったようです。十弗駅もその範囲に入っているのかもしれません。
前回、知らなかったため通り過ぎてしまいました。礼文内中学校跡の道路の向かい側。道路側がグランドで、奥に校舎があったようです。
礼文内小学校は1911年に当地に移転したようです。1960年に閉校時の場所に移転しました。
礼文内中学校は、1947年小学校併置で開校。1950年道路の向かい側に新校舎ができました。
◆幾千世小中学校（浦幌町幾千世）
礼文内小学校跡から道道597号を約10.5km進みます。1146号との交差点のところ。道路沿いに閉校の碑、奥に体育館(幾千世地区軽スポーツセンター)があります。
閉校の碑｢向学の郷｣です。下は校歌。裏は沿革、その下はタイムカプセルです。
体育館の隣に幾千世地区集会所がありました。幾千世小学校は1911年下頃辺教育所幾千世特別教授場として開校、1924年幾千世尋常小学校に。1997年浦幌小学校と統合しました。
併置の幾千世中学校は1951年浦幌中学校幾千世分校として併置で開校、1951年幾千世中学校に。1974年浦幌中学校と統合しました。
▼幾千世･･･yuk-ciseで「鹿の・家」だそうです。
幾千世は日高の門別にもあり、そこにも幾千世小学校がありました。
◆稲穂小学校（浦幌町稲穂）
道道597号が1146号を分岐した所の少し南、幾千世小学校から約7km。校門があります、表札は稲穂会館。奥の校舎跡の北に稲穂会館が建っています。その後ろにあった古い体育館はなくなっていました。
校門を入って右には碑が三つありました。左から閉校記念の碑、開拓百年記念碑、加賀団体開拓記念碑です。
閉校記念の碑｢学びし庭｣です。裏は沿革です。
1902年下頃辺簡易教育所として開校。1916年に下頃辺尋常小学校、1923年稲穂小学校、1941年に稲穂国民学校と改称。1982年浦幌小学校と統合しました。
確か、中学校とき、同級生にここの小学校出身の人がいました。
