今年は鉄道開業150年。浦幌町は十勝で最も早く1903年に鉄道が通った町です。
明治からの路線が残っているところや、かつての予定線だったところなどを案内していただきました。
○浦幌駅(浦幌町本町)
浦幌駅に集合です。各自で音別までの乗車券を購入します。浦幌駅は1903年12月に音別-浦幌間が延伸したときに開業しました。
浦幌駅ホームから見たレンガの危険品庫です。1907年建築、イギリス積みだそうです。
11時20分の列車に乗車。音別駅に向かいます。
途中車窓からの観察場所。浦幌炭鉱鉄道建設予定地跡・常豊信号場・旧厚内隧道(左側)・ヘビ塚(左側)・上厚内信号場など。列車が速くて間に合わず、写真はありません。
唯一撮れた浦幌の炭鉱鉄道予定地(右の山の縁でしょうか)。間に合ったかどうかわかりません。
○厚内駅(浦幌町厚内)
待ち合わせで、長く停車しました。
この後、説明のあった場所。乙部川橋梁(レンガ橋台)・乙部隧道(レンガトンネル)・直別川橋梁(十勝と釧路の境)・直別信号場・旧直別隧道(右側)・尺別信号場など。聞きながらなので、写真はありません。
下車しました。車中、会話を聞いていると、このあたりを走る列車のことを普通に電車と言う人がいました。動力源が電気ではないディーゼルカーなので、私は列車です。ディーゼル動車でも電車と言うのが一般的なのでしょうか。充電した電気のみで走るようになれば、電車かもしれません。
音別駅でバスに乗換えます。音別駅は1903年白糠-音別間が延伸したときに開業しました。
1階が図書室、2階が資料展示室になっています。そこにあった大まかな地図ですが、上音別小学校を発見。中音別小学校は老眼のためかわかりませんでした。
○おんぽーと(音別町本町1)
音別駅前にある物産館。ここで休憩しました。「しいカツバーガー」は品切れでした。
○旧尺別駅(音別町尺別)
旧尺別駅舎です。かすかに駅名が見えます。尺別駅は1920年に開業しました。
2019年に尺別信号場になりました。周辺は無住ではないようですが、人はあまりいないようです。
JR線の向こう側に尺別鉄道がありました。右の方へ曲がって炭鉱方面に向かっていました。草のない頃は、転車台跡がわかるそうです。
○尺別鉄道跡(音別町尺別)
1942年から1970年まであった尺別鉄道跡を見ました。今年は閉山50年目だそうです。尺別信号場から尺別鉄道をさかのぼりました。新尺別駅付近の鉄道橋台跡を北側からです。
橋台付近の線路跡らしきところ。
バスからの八幡宮。付近に尺別鉄道の八幡前駅がありました。尺別小学校も近くだったようです。
タンチョウヅルがいます。このあたりではいたる所で見ることができます。何度も見て、感動は薄れてきます。