しのうしのブログ

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《釧路2》 廃校・廃線 根室本線下り③・尺別鉄道 <尺別=尺別炭砿=白糠> (1/6)

廃校 尺別小学校 
廃駅 尺別駅、(尺別鉄道)社尺別駅八幡前駅 
廃線 尺別鉄道 

《釧路2-1》 廃校・廃線 根室本線下り③・尺別鉄道 <直別=尺別=八幡前

・音別の直別地区は浦幌直別の時の予定です。旧音別町の尺別からです。釧路市ではなく、音別町と表記しています。

●旧直別トンネル(音別町直別・尺別)
直別駅と尺別駅間にあったトンネルで、現トンネルの南側にあります。1903年に開業した部分になります。1982年新直別トンネルに切り替わりました。

●尺別駅音別町尺別)


正面にうすく見える駅名。駅舎の前に説明板があります。


根室本線にあった駅です。直別信号所から4km。1920年北日本鉱業の請願で車扱の停車場として開業。1925年一般貨物も扱う貨物駅に、1930年一般駅の尺別駅となりました。
尺別炭砿との運炭軌道や尺別鉄道がありました。
2019年尺別駅から尺別信号場になりました。

尺別川・・・尺別駅の東で太平洋に注ぐ川です。永田、sat-petで「涸川」。松浦、sak-petで「無い川」。上原、sak-petで「夏・川」、などがあります。
音別町は尺別村でした、1922年に音別村と改称しました。

<雄別炭礦尺別鉄道> 
1920年 尺別岐線-炭山間に運炭軌道11.8km開始(軌間762mm)。車扱の貨物駅として尺別駅ができる。
1942年 尺別-尺別炭山間専用軌道開業(1067mm)。運炭軌道停止。
1962年 地方鉄道として開始
1970年 尺別炭砿閉山(2月27日)。尺別鉄道廃止(4月16日)。

●(尺鉄)社尺別駅音別町尺別)


雄別炭礦尺別鉄道にあった駅。1942年尺別炭砿専用鉄道の駅として開業。1970年廃線により廃止になりました。尺別駅から400mほど西のカーブ付近にありました。


国鉄尺別駅へは徒歩連絡でした。このあたりを歩いたのでしょうか。
社尺別駅から新尺別駅までの所要時間は下り18分、山から下ってくる上りは16分だったようです。


社尺別駅を出たあと、線路は国道38号線をやや斜めに横断していました。踏切があった付近から社尺別駅方面。
1966年にダンプカーと衝突、C12が横転している写真が残っています。

●(尺鉄)八幡前駅音別町尺別)


尺別鉄道にあった駅。1942年八幡前停留所として開業。1962年八幡前駅になり、1970年廃線により廃止になりました。八幡宮の前から北への道が線路跡のようです。


駅の位置はよくわかりません。八幡宮の南のこのあたりから、先に見える林にある八幡宮との間のどこかでしょうか。

尺別小学校音別町尺別)


尺別鉄道の八幡前駅の近くとすると、このあたり。正面にある尺別中央会館の手前左のところが校舎で、右に見える柵の内側までがグランドだったようです。
1901年教育所が開設(尺別1番地)。1903年尺別簡易教育所に。1908年尺別教育所と音別尋常小学校に分離。1914年尺別教育所が尺別尋常小学校と改称。1964年尺別炭砿小学校と統合しました。
尺別駅付近は鉄道が分岐していたので「岐線」、途中の農業地域は「原野」、炭鉱地域は「炭山」と呼ばれていたそうです。そのため原野小学校ともいわれたようです。