しのうしのブログ

たまに外出

《十勝25》 廃校・廃線 広尾線① <帯広駅=愛国駅-更別駅=大樹駅> (8/8)

廃駅 十勝東和駅大樹駅 
廃線 広尾線 
駅逓 大樹駅逓 

《十勝25-8》 廃校・廃線 広尾線① <十勝東和駅=大樹駅> 

●十勝東和駅(大樹町大樹北3線26号)


1960年に広尾線の十勝東和駅として開業。忠類駅から4.4km。1987年に広尾線廃線で廃止になりました。北3線から26号。26号の道の先140mほどの所にありました。線路は26号道路の西(右)側。ホームは道路側で、線路の東側でした。


26号は入り口付近の道が変わっているようです。昔は線路の関係か、左へ大きく一度だけ曲がっていたはずです。今は左右に曲がっています。ここの水路にかかっている26号の橋は位置が変化したのでしょうか。写真の左に見える盛り土は建設副産物。


十勝東和駅は左カーブの頂点付近の右だったようです。


歩いてきた方を振り返りました。この道の東側で、帯広広尾自動車道の延長工事が行われています。周辺工事で少し変化があるかもしれません。

大樹駅逓(大樹町大樹)


1898年開設。1932年廃止。広尾駅逓まで6里15町。以平駅逓まで4里16町。取扱人厚谷兵四郎氏。歴舟川の北、広尾街道(現国道)の西側だったようです。正確な場所はわかりませんが、歴舟川の北で国道の西側を見てみました。

●大樹市街(大樹町西本通)


広尾線が大樹市街で国道236号線を通っていたあたり。国道を越えると、線路は道の駅の所を通り、大樹駅へ向かっていました。


道の駅の南側から、現在の大樹駅のようすです。ホームから線路の向きがわかります。

●大樹駅(大樹町寿通1)


1930年に開業した広尾線の駅です。十勝東和駅から歴舟川を渡り、6.2km。1987年に広尾線全廃で廃止になりました。駅舎に会社名がありますが、薄くなってきて寂しげです。


反対側にはホームや駅名標などがあります。昼時だったのでホームに座って休憩中の方が。横から駅を撮らせていただきました。


ホームは千鳥式配置だったようです。利用したことがあったのですが、記憶に残っていませんでした。
列車(または十勝バス)と国鉄バスとの乗換えで、何度か利用したことがあります。

大樹・・・昔からtaykiで「ノミ」説でした。大樹町史は「森林が繁茂する」。タイキの場所がよくわかりません。松浦・東蝦夷日誌によると、歴舟川下流からルウサンピラ(今の大樹市街付近)、パンケウシマラ、パンケチエフンナイ、ペンケチエフンナイ、ペンケウシマラ、タサウツカ、タイキ、アシリコタンです。この順番どおりだったとは限りませんが、現在の大樹市街よりは少し上流になるような気がします。
当縁郡大樹村がありました。1906年合併して広尾郡茂寄村大字大樹村になりました。1928年茂寄村から分村し大樹村大字大樹村になりました。1949年大樹村から、忠類村を分村しました。