歴舟川の流域の地層を観察する会があったので参加しました。
今回はあまり頭に入ってきませんでした。正しく理解できたか不安です。
このあたりの地層は、ヌピナイ層群-大樹層群となっています。
ヌピナイ層群は約1300万年前。下からペルプネ層-日方川層-ヌピナイ層だそうです。
大樹層群(1000~530万年前)は、尾田村層-豊似川層-大樹層の順だそうです。
○相川橋(大樹町尾田-相川)
歴舟川にかかる相川橋の上から上流方面。上流左岸(右奥)に見える崖がヌピナイ層。
河畔からのヌピナイ層。南(右)に傾斜しています。
ヌピナイ層群の日方川層からヒゲクジラの化石が発見されたそうです。
○中の川大橋(大樹町相川-幸徳)
中の川にかかる中の川大橋の上から下流方面。下流左岸(遠く)にヌピナイ層が見えます。河原の石は白い石が目立ってきます。
○ヌビナイ橋(大樹町幸徳-大全)
ヌビナイ川にかかるヌビナイ橋の上から下流方面。河原に白い石が目立ちます。花こう岩類で、上流に花こう岩類があることがわかります。
・尾田橋の上流で、歴舟川に中の川・ヌビナイ川が合流しています。
○尾田橋(大樹町大全-尾田)
尾田橋上流左岸方面、尾田村層。大樹層群は層理の発達から水中で堆積したものと考えられています。
尾田橋下流左岸方面、豊似川層。約1000万年前の地層で、日高変成帯起源の礫が含まれています。この時代に日高山脈が存在していたと考えられるそうです。
尾田橋から、歴舟川右岸の神居古潭方面。豊似川層、大樹層を観察に行きました。
○神居古潭トンネル(大樹町大全)
大樹から大全へ向かう旧道のトンネル。神居古潭第1号隧道の南側が少し崩れていました。豊似川層だったと思います。尾田橋の所にもあった豊似川層、間を歴舟川が削ったのでしょうか。
トンネル内にクマの糞らしきものがありました。
○境界の沢(大樹町大全)
道道の神居大橋横から神居古潭隧道に向かい、第2号トンネルの手前で古潭橋がかかる沢。
ここでは大樹層(約500万年前)を観察しました。
岩石の中に化石があります。マキヤマチタニイの仲間で海綿の仲間だそうです。
○神居古潭(大樹町尾田)
キャンプ場付近で、昼食をとりました。
その後、尾田橋の方へ行き、豊似川層を近くで観察。
○大樹橋(大樹町大樹)
歴舟川にかかる大樹橋のすぐ上流左岸。大樹層があります。シルト岩が主体だそうです。表面がでこぼこしているところがあります。
ここでは貝の化石などが見つかります。
左は岩石側面の白い部分、右は一円硬貨の左下に貝。
・いつもながら詳しい説明をありがとうございました。
年のせいなのか、年代などは聞いた後から忘れてしまいがちです。