廃校 富岡小中学校、旧富岡小中学校
廃駅 日高町駅
廃線 富内線
駅逓 右左府駅逓
《日高1-3》 廃校・廃線 富内線① <日高-日高町=日高三岡>
1999年に開館した博物館です。道の駅の隣にあります。日高山脈の成り立ちや、日高山脈の岩石などが展示されています。数年前、嶺雲大橋の所で変斑レイ岩を観察したときに、立ち寄りました。
展示されていた石です。40年位前に平取でいただいた、似たような石を持っています。手頃な大きさなので、今でもペーパーウェイトとして使っています。
▽右左府駅逓(日高町本町東2)
道路沿いで、お寺と右左府簡易教育所の間だったようです。現在の国道沿い思われます。駅逓の場所はよくわかりませんが、このあたりに広瀬旅館があったようです。1910年に開設、1937年に廃止。占冠駅逓から4里18町、岩知志駅逓まで4里18町。
▼ウシャップ・・・沙流川の右岸支流にパンケウシャップ・ペンケウシャップがあります。u-sapで「互いに・流れ出る」といわれています。
旧日高町の旧名は右左府(うさっぷ)村でした。1943年日高村と改称しました。
<富内線>
1958年 富内-振内間延伸開業
1964年 振内-日高町間延伸開業
1986年 富内線全線廃止
1964年富内線の終着駅として開業、1986年に富内線の廃線で廃止になりました。国道交差点から西に入ります。この駅前通の途中に、国鉄富内線跡と刻まれた石があります。
その先、右に見える黒い建物から中央の道路にかけて駅舎があったようです。
駅舎付近から南(富内)方向。このあたりから建物の間の先までホームと線路があったようです。
写真を見ると、碑が写っています。駅構内だった場所にある碑ですが、写真で気がつき、何の碑かは見ていません。
かつて、日高町駅と帯広駅間にバス路線、日勝高原線(日勝スカイライン)がありました。経路は日高町駅-日勝峠登山口-第一展望台-帯広駅で、今回のここまでと同様です。
●日高山岳ビラパーク(日高町富岡)
ひだか高原荘の近くに、蒸気機関車79616号が静態保存されています。屋根はありますが、塗装はふるくなってきています。1924年2月川崎造船所製、来年で100歳です。かつてあった、SLホテルの一部だったようです。
◆富岡小中学校(日高町富岡)
道の駅の交差点から道道847号を南へ約2.5km。道道から少し上がりグランド跡に入ります。正面の建物は教員住宅でしょうか。
校舎は残っているようです。キリスト教団のキャンプ場施設となっていましたが、現在は使用されていないようです。使われていない校舎は痛んできているような気がします。
体育館の北側に閉校の碑「思い出の地」があります。雨が降り出したので、ぬれています。
1913年右左府簡易教育所岡春部特別教授場として開校。1917年に岡春部尋常小学校、1943年に富岡国民学校と改称。1952年当地に移転。1977年日高小学校と統合しました。
富岡中学校は1947年日高中学校富岡分校として小学校併置で開校し、翌年日高中学校と統合。1950年公民館で再開。1951年富岡小学校敷地に校舎建設。1952年当地に移転。1965年日高中学校と統合しました。
◆旧富岡小中学校(日高町富岡)
1952年に閉校時の場所に移転したようです。それまでは岡春部77-1。今と住所表示が違いよくわかりません。
古い地図にある、道道847号沿いのこのあたりでしょうか。近くが砂利会社の砂利置き場になっています。ここの先、左に見える砂利の山の右あたりに校地があったと思われます。
▼岡春部川・・・沙流川の左岸支流です。o-kas-un-pe(t)で「川尻に・仮小屋・ある・川」でしょうか。o-kasup-un-pet「そこに杓子ある川」説もありました。
1943年岡春部を富岡と改称しました。富岡には岡春部の岡が残っています。