「えりも宝」見学ツアーの2回目に参加しました。
えりも町で3回あるうちの2回目で、自然史・景観について見学しました。
○福祉センター(えりも町本町)
9時に集合し、説明などのあと、バスに乗って出発です。
○東洋(えりも町東洋)
旧道の東洋トンネルの横の旧道を入り、写真の左の方で植物を観察しました。
じつは、植物名はさっぱりわかりません。
上から、コハマギク、ヒダカミセバヤ、コモチレンゲ、(と説明されたもの)を観察。
短角王国守人の入口付近で、地形の観察をしました。日高山脈方面。奥の山の手前に、幌泉剪断帯があります。周氷河の斜面があるそうです。
襟裳岬周辺の海成段丘には、高い方から、豊似面・苫別面・ヤンケベツ面・小越面、があります。このあたりはヤンケベツ面で左の山の近くが苫別面のようです。マンモスの歯の化石が見つかったのは、小越面だそうです。
海側に周氷河地形が見えます。宗谷地方のような、なだらかな丘陵です。デレと説明があったような。地中の水分の凍結融解の繰り返しで、平坦化したものだそうです。
襟裳岬先端部の海岸まで下りました。このあたりには、礫岩があります。
中央に白く見える部分は花こう岩の礫。
中央付近の縞模様に見える、貝化石入りの礫も入りもありました。
海岸でコンブ漁をしていました。波があるということで、反対側にある花こう岩の所へは行きませんでした。
○一石一字塔(えりも町庶野)
一石一字塔です。右に説明板があります。
近くにあった、北緯42度の碑。2010年に寄贈されたようです。
一石一字塔の向かいに入口があります。
展望台に登ると緑化の成果などを見ることができます。
展望台から襟裳岬方面です。
悲恋沼も見えました。
小説などで登場した海岸です。庶野方面の様子。
百人浜で思い出すものは、佐々木丸美さんの「崖の館」です。えりもの方が近いのに、様似が多く登場することが気になった記憶があります。
好天と植林などの緑で、荒涼とした感じはありませんが、ここに来られただけでも十分です。
襟裳岬方面です。
今回も、ここで昼食を取りました。トイレがあり、休憩に適しています。
山側の採草地を上がって、日高山脈方面を観察しました。山の名前を伺いましたが、すぐに忘れて、わからなくなりました。
右から手前に伸びている尾根の先の順に一枚岳、二枚岳、のようでしたが、三枚岳がよくわからなかったです。豊似岳は奥の方のポコだそうです。
千平(庶野の南)-追分峠-幌満と、断層帯(幌泉剪断帯)があり、日高変成帯との境だそうです。
こちらの奥の左端はルチシ山だったような。
○望洋台(えりも町庶野)
今回も来ました。遠くでよく写っていませんが、昨日の雨で旧道のがけ崩れの場所の手前で水の流れが見えました。
黄金道路で見られる、花こう岩、ホルンフェルスやトーナル岩などの説明をしてくださいました。
○ドンドン岩(えりも町庶野)
白浜トンネル横の旧道沿いにある岩礁です。どんどんという音は聞こえませんでした。大きな波があるときには音がするようです。
そこでコンブ漁をしている方がいました。
先端にある細い塔は、海難供養之塔。
ドンドン岩と豊似湖はつながっているという伝説があるそうです。
・福祉センターに戻り、まとめをしました。
・一人では踏み込んで行くことがない所をいろいろ案内していただきました。勉強になりました。