しのうしのブログ

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《十勝28》 廃校・廃線 広尾線④ <大樹=広尾-音調津> (1/6)

・大樹駅から南へ進みます。

廃校 館山小学校石坂小中学校 
廃駅 石坂駅 
廃線 広尾線 
学校 旧大樹中学校明道尋常小学校跡 

《十勝28-1》 廃校・廃線 広尾線④ <大樹=石坂> 

◆移転した大樹中学校跡(大樹町西本通)


国道236号線沿です。校舎跡は大樹町B&G海洋センターなどになっています。


国道から、グランド跡(右)にはこども園ができています。1947年大樹小学校併置で開校し、1949年に校舎ができました。1979年に現在地(鏡町)に移転しました。

明道尋常小学校跡(大樹町振別南8線)


明道尋常小学校は、大樹小学校の前身です。道の駅から約2km、国道236号線沿いに1968年建立の「公立明道学校之遺跡」碑があります。1899年歴舟村説教所として開校。1902年明道尋常小学校と改称、校舎落成。1932年現在地に移転し、大樹尋常高等小学校と改称しました。

台座の文章
『一.明治三十二年僧侶破魔田良庵が児童を集め寺子屋式教育を始めた。これが明道校の創始である。 一.同三十四年単級校舎を新設 同三十五年小学校に指定され 同三十七年三月第一回卒業生を社会に送り出す。大正七年四月高等科が併置され名実共に地域教育の中心校となる。 一.昭和七年学童の増加と社会の変化に伴い石坂 大樹の両区に分れ本校は大樹尋常高等小学校と改稱され大樹市街に移転今日に至る。 一.本校の歴史を後世に伝う為同窓の有志相はかりゆかりのこの地に碑を建てる。』

館山小学校(大樹町開進)


大樹市街から国道236号線を南下します。石坂の手前で右折し、紋別川を国道から6㎞くらいさかのぼります。手前のグランド跡は畑になっていて、畑の中にぽつんと建物だけが残っています。
周りが畑になっているので建物には近づけません。

左:西側から、右:東側から。建物の南側に開口部らしいものが見えます。
1945年石坂国民学校館山分教場として開校。1948年に館山小学校。1968年大樹小学校と統合しました。

石坂小学校大樹中学校石坂分校(大樹町石坂)


国道236号線沿で石坂市街の少し北。校舎跡は大樹町郷土資料館になっています。
校門の横に二宮像がありました。この二宮像は閉校の記念に建てられたそうです。古い像は資料館内にあるようです。台座にプレートがあり、校歌や沿革が書かれています。


校舎は残っています。


奥に体育館も見えます。左がグランド跡です。石坂小学校は1932年明道尋常小学校から分離の形で石坂尋常小学校として開校。2009年大樹小学校と統合しました。
併置の大樹中学校石坂分校は1952年開校、1970年に大樹中学校と統合しました。

●石坂駅(大樹町石坂)


駅前道路から、奥の横の道が線路跡のようです。その手前に駅舎がありました。1932年に開業した広尾線の駅です。大樹駅から4.3km。1987年広尾線廃線で廃止になりました。
1898年石坂善七氏が農場を開いたことによる駅名です。ここよりも海岸近くにある中島小学校も石坂氏のマッチ軸木工所の所から始まったそうです。
このあたりは紋別が地名だったようです。すでに他所に紋別駅、伊達紋別駅、日高門別駅がありました。