しのうしのブログ

たまに外出

《十勝9》 廃校・廃線 士幌線④ <清水谷=十勝三股-鹿追> (2/3)

廃校 糠平小中学校
廃駅 幌加駅、(スキー場入口)、(幌加温泉入口)
廃線 士幌線

《十勝9-2》 廃校・廃線 士幌線④ <糠平=十勝三股>

スキー場入口バス停 (上士幌町糠平
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1978年糠平駅-十勝三股駅間がバス代行になったときできました。1980年の弘済会の道内時刻表を見ると、索引地図にも本文の時刻表にも載っていません。幌加温泉入口バス停も同様です。場所がわからないので、現在のスキー場前バス停です。

糠平小中学校上士幌町糠平
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国道が曲がった所にあります。糠平ダム建設のため、1955年に移転しました。糠平小学校は1941年糠平国民学校として開校、2020年上士幌小学校と統合しました。併置だった糠平中学校は1966年上士幌中学校と統合しました。

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スキー場に来たときに糠平小学校を見に来たことがありました。ここに勤めていたことがあるという方と入口のガラス越しに玄関を覗きました。置いてある靴の数を数えて、少なくなったな、といっていました。

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雪が積もって、学校の部分が隠れています。
ダム建設による移転前の学校の場所は旧糠平駅と糠平温泉の間だったといいますが、場所はいまのところ不明。

糠平・・・駅名の起源、ノカ・ピラ(人の姿の崖)。更科、ノカ・ピラ(形のある崖)。山田、noka-pira(形象(のある)・崖)など。単にnokaですが、ここは人の形なのでしょう。その崖はダム建設で見えないそうです。日高の平取にも額平があります。

三ノ沢橋梁 上士幌町糠平
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以前、この橋の下の湖岸で自然観察をした時に撮影したものです。北海道遺産のコンクリートアーチ橋梁群の一つです。1955年完成、長さ40.4m。湖岸からはるか遠くにタウシュベツ川橋梁が見えました。

タウシュベツ川橋梁上士幌町糠平
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1955年の士幌線の切替え前、タウシュベツ川にかかっていた、コンクリート製アーチ橋です。1937年完成、11連、長さ130m。ダム湖の水位によって見え隠れします。現在も姿を留めていますが、崩壊が進んでいるようです。ツアーなどで近くへ行ったことはありません。これは、数年前の展望台からの撮影です。

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かつて、糠平湖でワカサギ釣りをしたときに撮ったもの。うまく写っていなかったので、見づらいですが。

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2018年に上士幌町生涯学習センターで模型を見ましたが、今でもあるのでしょうか。ケースに入っていたものを、撮影しました。

タウシュベツ川・・・音更川の左岸支流です。橋の名前はこの川を渡るから。タイ・ウシ・ペッ(林の多い川)。tat-us-pet(カンバ・多くある・川)。tat-us-pet(樺の木の皮・多くある・川)など。

丸山噴泉塔 (上士幌町幌加)
丸山(1692m)は十勝に三つある活火山のひとつです。その麓に噴泉塔があります。吹き出し鉱泉に含まれる炭酸カルシウムが成長したものが噴泉塔です。今でも成長しているそうです。

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三十数年前に噴泉塔観察会に参加しました。たぶん、幌加川、五ノ沢で行ったと思いますが、案内されて行ったのでルートをよく覚えていません。今の道はわかりませんが、当時は結構大変な道でした。集合写真しか撮らなかったので、そのときにいただいた噴泉塔の絵はがきからです。
ちなみに十勝にある残りの2つの活火山は十勝岳(2077m)と雌阿寒岳(1499m)です。

幌加駅上士幌町幌加)
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1987年に廃止された士幌線の駅です。1978年からはバス代行でした。幌加除雪ステーションに駐車場とトイレがあります。そこから駅跡まで歩いて行くことができます。

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ホームが残っていて、その付近に線路他遺物らしきものがあります。周辺は集落があったような感じはあまりありません。

幌加川・・・音更川の右岸支流です。元はホロカオトプケだったようです。horka には逆方向に、逆さ、反対、の意味があります。ホロカ、ホルカのつく地名は道内各所にあります。

幌加温泉入口バス停 (上士幌町幌加)
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1978年糠平駅-十勝三股駅間がバス代行になったときできました。ここは今のバス停です。右の道を行くと温泉です。標識によると、糠平からここまで15kmあるようです。

天狗の滝上士幌町三股)
テレビでも紹介されたので興味がありました。が、通り過ぎてしまいました。看板の横に小さな駐車場があり、階段があるそうです。

おっぱい山上士幌町三股より)
なぜか行ったときは見えないので、写真を撮ることができません。東方に西クマネシリ岳(1635m)とピリベツ岳(1602m)の二つの山が並んで見える様子の通称です。
クマネシリはkuma-ne-sirで(魚などを)干す棒・のような・山。クマネシリ岳は地形図で見ると面白い形をしています。
ピリベツ岳は美里別川の上流にあるからと思われます。川の源頭にある山が川と同名になっている(命名している?) のはよくあります。大正の参謀本部五万分の一地図では、ピリベツ川、ピリベツ嶽です。美里別川となったのはいつからでしょうか。明治の地図に比利別川があったと思いますが。

永久凍土上士幌町三股)
音更川左岸の沢にあるそうです。話に聞くだけで見学に行ったことはありません。2年以上0℃より低い温度を保って凍っている土壌・地層・岩石のことを永久凍土というそうです。