十勝三股方面へ行ってみました。
《十勝9》の補足・追加になっています。<十勝三股=黒石平>
廃校 三股小中学校、糠平小中学校、黒石小学校
廃駅 十勝三股駅、幌加駅、黒石平駅
廃線 士幌線
ひがし大雪自然館などの主宰により、十勝三股小学校跡で植林、周辺での歴史観察の会がありました。
その日は別の用があったので参加できませんでした。
要項を見ると、各自、自家用車で三股小学校跡へ行くようです。昨年、車の底をすりそうだったので断念した小川は、多数の車が通るので、通ることができそうです。チャンスととらえて、三股小中学校跡へ行ってみました。
◆三股小中学校跡(上士幌町三股)
国道から東へ入ります。去年断念した小川を超え、坂を登り進みます。最後の坂を登ると、このような明るい広場に出ました。この正面あたりに校舎があったようです。
その右にあるグランド跡の横です。植林でしょうか、囲いがありました。どのあたりまで植林するのかはわかりません。
1976年に閉校になった学校です。
ここへ登ってくる最後の坂道は、長くはないのですが、荒天時は注意が必要かもしれません。
三股小中学校跡へ行く途中から南の十勝三股駅跡方面です。
士幌線の終着駅でした。士幌線は1987年廃止ですが、糠平と十勝三股間は1978年からバス代行でした。かつては、ここから後方へ、音更川上流に向かって、森林鉄道がのびていました。
△おっぱい山(上士幌町三股より)
おっぱい山は通称。左・ピリベツ岳(1602m)と右・西クマネシリ岳(1635m)が並んでいる様子です。天狗の滝のすぐ北側、国道から東方向です。この日は山頂付近に雲がかかっていました。
2日前に通ったとき、バスの中からはこのように見えました。
▽天狗の滝(上士幌町三股)
国道の東側、標柱の左の方に河原へ降りる階段があります。初めて降りてみました。
周りには白い地層。この地形が印象に残りました。
●幌加駅(上士幌町幌加)
トイレ休憩を兼ねて、行ってみました。ポツリポツリと人が来ていました。
1987年に廃止された士幌線の駅です。木の葉が少ない季節のせいでしょうか、国道からも駅名標は見えました。
△丸山橋(上士幌町幌加)
音更川に架かる、国道273号線の橋です。ここから、活火山の丸山(1692m)が見えると聞きました。行ってみると、橋が工事中で、前後を含めて片側交互通行、近寄りにくかったので、やめました。
2日前の丸山橋上から。バスの中からの丸山方向です。どの山が丸山かわかりません。あわてて撮ったので、写っていないかもしれません。
丸山は十勝の中にある山では唯一の活火山になります。
国道273号線の駐車場から入ります。展望台からの11連130mのタウシュベツ川橋梁です。1937年完成、旧士幌線のタウシュベツ川に架かっていた橋です。1955年士幌線は新線に切り替わりました。
橋の見え方はダム湖の水量によって変化します。この時期は、水量が多いようです。今回はかなりの部分が水没していました。よく見ると、勾配があり、左側(音更川上流側)が高くなっているようです。
昨年は解体中だったかもしれませんが、建物が見えました。すでに、建物はなくなっています。手前が体育館だったはずです。
国道273号線からの入口の所に学校名はあります。糠平ダム建設のため1955年に移転、2020年に統合しました。
石碑がありました。何の碑なのか、裏を確認しませんでした。
下ってグランドに向かいました。グランドの端にエゾシカが2頭見えました。目が合ったようなので、下まで降りることなく退散しました。
◆黒石小学校跡(上士幌町黒石平)
今回は、集落跡に入らず、国道273号線から学校があった方向を撮ってみました。黒石小学校は、電力関係の住宅街にあった学校です。1970年に統合しました。
●黒石平駅跡(上士幌町黒石平)
昨年、国道が線路跡に切り替わりました。覆道や階段のような目印がなくなり、正確な場所がわかりませんでした。
右に見える矢羽根付きポール付近の斜面に旧国道273号線から駅に降りる階段があったと思われます。その付近の現国道に黒石平駅があったようです。
説明板などがあるとわかりやすくなります。
1987年に廃止された士幌線の駅でした。電力所前仮乗降場ができてからは、電力所前は上り列車(下り勾配)、黒石平駅は下り列車(上り勾配)が停車しました。