しのうしのブログ

たまに外出

《釧路2》 廃校・廃線 根室本線下り③・尺別鉄道 <尺別=尺別炭砿=白糠> (6/6)

廃校 大秋小学校、河原小中学校 
廃駅 古瀬駅 

《釧路2-6》 廃校・廃線 根室本線下り③・尺別鉄道 <波若=古瀬-河原> 

馬主来沼音別町白糠町
白糠町音別町の境にある沼です。paskurで「カラス」説が多いようです。広報白糠のもう一説はpa-sir-kurで「見つける・陸地・影」。馬主来沼の伝説と関係がありそうです。縄文海進の頃、カキの生息地だったようで、化石カキ礁があります。


音別側には何回か来たことがありました。赤い国道の橋の対岸が白糠側です。


今回初めて、白糠側にも来てみました。橋を渡った対岸が音別側です。

●古瀬駅白糠町和天別)


1954年古瀬信号場として開設されました。仮乗降場でもありました。音別駅から9.7km。1987年古瀬駅になりました。2020年駅は廃止され、古瀬信号場になりました。中に説明板があります。ロープで入ることができませんでした。


古瀬信号場の西、古瀬跨線橋からの古瀬信号場。ホームは千鳥式配置だったようです。


同じく古瀬跨線橋からの古瀬トンネル。厚内トンネルと直別トンネルは新しくなりましたが、このトンネルは1903年に開業した当時からのトンネルかもしれません。

古瀬・・・駅名の起源のhur-senpirで「丘の・陰」、くらいしかありません。この沢がこう呼ばれていたのでしょうか。かつては、鉄道だけでなく、道路もこの沢を通って音別方面へ向かっていたようです。

大秋小学校白糠町大秋)


古瀬信号場から、馬主来川を約4kmさかのぼります。グランド跡に大秋集会所ができています。木々の奥に建物が見えました。


集会場の左から坂を登ると、裏の高い所に、崩れかけた建物があります。


何かに利用していたようです。高さがありますが、体育館跡でしょうか。1950年に開校、1976年河原小学校と統合しました。
大秋は大秋馬産開拓団として入植した、満州(中国東北部)の地名からだそうです。

河原小中学校白糠町和天別)


大秋小学校から峠を越えて、和天別川へ進みます。白糠駅からだと和天別川を10㎞ほどさかのぼったところにあります。校舎が見えました。


南東側の道路沿いに校門と碑があります。門柱の左が河原小学校、右が河原中学校。


その右に閉校記念碑「飛翔之学舎 天馬の如く」があります。馬産と関連させているようです。


南西の入口には古い門があります。何か文字ありますが、判読できませんでした。
河原小学校は、1947年開校。河原中学校は、1948年白糠中学校河原分校として開校、1951年河原中学校に。小中共に2007年茶路小中学校と統合しました。
河原は付近に軍馬補充部の河原看守舎があったようで、人名と思われます。

和天別川・・・茶路川最下流の右岸支流。松浦、ワッテで「五本の指を開きし形」、永田、uwatte-petで「連枝川」、山田、u-atteで「(支流が)多い・川」など。