しのうしのブログ

たまに外出

《十勝30》《釧路3》廃校・廃線 十勝海岸 根室本線下り④ <浦幌=直別-大津-野塚>(4/10)

廃校 旧厚内小学校旧厚内中学校 
駅逓 昆布刈石駅逓 

《十勝30-4》廃校・廃線 十勝海岸 根室本線下り④ <厚内-十勝太>

旧厚内小学校浦幌町厚内2条通3)


厚内小学校は1902年厚内簡易教育所として開校、1917年に厚内尋常小学校。1976年閉校時の場所に校舎新築しました。
それまでの旧校舎は消防・厚内公民館の所ではないかと思われます。ここの左の縦が校舎、右がグランドだったようです。

旧厚内中学校浦幌町厚内)


厚内中学校は1947年小学校に併置で開校。1948年校舎新築、1984年校舎新築とあります。2回目の新築校舎は、閉校時の校舎と思われます。1984年までの旧校舎は海側のここだったようです。
正面の高い所に校舎、奥の右が体育館と思われます。


グランド跡に建ったと思われる建物。幼稚園だったような建物です。

厚内川・・・厚内のところで太平洋に注ぐ川です。ap-nayで「釣針・川」が多いです。他に、at-nayで「オヒョウ楡・川」、ak-nayで「ワナをかける川」、などがあります。

オコッペ浜浦幌町昆布刈石)


十勝では珍しい海水浴場でした。その後、キャンプ場になりました。チプネオコッペ川の所だったと思いますが、記憶違いかもしれません。
オコッペは道北の興部が有名ですが、他所にもあります。o-u-kot-peで「川尻・互いに・くっつく・もの(川)」、だそうです。

昆布刈石駅逓浦幌町昆布刈石)


明治23(1890)年から明治39(1906)年に昆布刈石駅逓があったそうです。取扱人石井三吉氏。
オコッペ沢川の河口付近に駅停沢川があります。その付近だったようです。

十勝坊主浦幌町昆布刈石)


昆布刈石川の河口から少し上流の川沿いに十勝坊主があります。笹が生えている所です。近くに、谷地坊主もあります。浦幌博物館の見学会で教えていただきました。

sinousi-2.hatenablog.com

 

昆布刈石・・・浦幌町の字名です。kompu-kar-us-iで「昆布を・とる・いつもする・ところ」、だそうです。


狭義ではこのあたりになります。ここは昆布刈石川が流れ込んでいて、少し開けています。吉野駅から、静内を通ってここへ抜けることができます。霧止峠は2012年に新道ができました。


昆布刈石展望台から、昆布刈石川方面です。トンネルの少し手前に昆布刈石川があります。

黄金の滝浦幌町昆布刈石)


道路から見下ろしてもわかりにくいです。


海岸から見ると滝です。35年くらい前の写真です。


50年以上前ですが、左岸の斜面を降りて、滝の下の砂浜でキャンプをしたことがあります。現在、立ち入るのは危険なようです。
本の記載の順番から考えて、松浦武四郎のシヨーコヘ・シヨコベ、永田方正のオン子ソーコロペは黄金の滝かもしれません。文法はよく知りませんが、so-kor-peは「滝・持つ・もの」になりそうです。


ここと十勝太の間にソコベの水という湧き水があります。so-kor-pe→ソーコルペ(ショコベ)→ソコベ、関連ありそうな気はします。

ロランC浦幌町昆布刈石)


ロランは電波航法システムのひとつ。ロランCは地上の電波局だそうです。1963年米国沿岸警備隊の施設としてできました。2013年に廃止。193mあったという鉄塔も解体されました。
かつて、道を間違えて、敷地の中に入り込んだことがありました。
この道の先にあったと思われます。空撮では円形に見える所でしょうか。