しのうしのブログ

たまに外出

《釧路1》 廃校・廃線 白糠線・根室本線下り② <浦幌-北進=白糠=庶路-上庶路> (8/9)

廃校 庶路中学校庶路小学校 
廃線 明鉱庶路炭鉱線 
駅舎 西庶路駅 

《釧路1-8》 廃校・廃線 白糠線・根室本線下り② <白糠駅=西庶路> 

石炭岬(白糠町岬)


白糠市街の東にある岬の名前です。アイヌ語でsir-etu「大地の・鼻」で「岬」のこと。
段丘上、岬の先端に「北海道石炭採掘創始の地」碑があります。国道からです。手前は根室本線

1854年日米和親条約締結後、箱館港で外国船に石炭を供給するために、1857年から採掘が始まりました。輸送距離等の問題もあり、茅沼の炭山発見で、1864年閉山しました。茅沼炭鉱は石炭運搬のため、1868年に軌道が作られたことで知られています。

●西庶路駅白糠町西庶路西1条)


1941年根室本線の西庶路信号場として開設(石炭業務)。1951年臨時乗降場、1952年西庶路駅になりました。明鉱庶路専用線が延びていました。


庶路駅横の跨線橋からです。左手前が駅舎。その向こう側の建物に昔の駅舎風の柱が見えます。
庶路駅周辺よりも西庶路の方が大きな集落です。

●明治鉱業庶路炭鉱線白糠町西庶路)

西庶路駅から、庶路炭鉱まで明治鉱業の庶路専用線ありました。庶路炭鉱はチプタナイ川の上流にありました。庶路炭鉱は1939年開鉱、鉄道は1940年に開通。1964年に閉山。


西庶路駅跨線橋からです。線路は左の草むらあたりにあったのでしょうか。西庶路駅から北東に出て、北西(左)に大きく曲がり、市街地を通り、チプタナイ川をさかのぼっていたようです。


西1北4より。左に見える斜めの道は、軌道の跡のようです。

西庶路錦公園白糠町西庶路西1北1)


上の場所から明治通を約350m南へ進みます。通り沿いの西庶路錦公園に「庶路炭坑発祥之地」碑があります。1984年に建立。裏に明治鉱業庶路鉱の歴史が刻まれています。

チプタナイ川・・・庶路川の右岸支流です。チプタナイ川はcip-ta-nayで「舟・作る・沢川」だそうです。

庶路中学校白糠町西庶路東2南2)


国道38号線沿いです。ここが入口です。校門はなくなっています。正面が体育館で、左に校舎がありました。


校舎跡の国道側(左)がグランドでした。1947年小学校で開校、1949年当地に独立校舎ができました。2018年庶路小学校と統合し、義務教育学校の庶路学園(西庶路学園通)になりました。

庶路小学校白糠町に庶路東3北2)


道道242号沿い。道路沿いに校門、奥が校舎、右がグランドでした。校門の左に木々があったようですが、校門など全部なくなっています。更地になっていて、一部は駐車場として使われています。
1900年庶路尋常小学校として開校。2018年庶路中学校と統合し、義務教育学校の庶路学園(西庶路学園通)になりました。


西庶路駅横の跨線橋から、庶路学園の遠望。旧校舎から移設したものがあるのかもしれません。