廃校 金山小学校、金山中学校、下金山小中学校
廃線 金山森林鉄道、東京大学西達布森林鉄道
駅舎 金山駅、下金山駅
駅逓 金山駅逓
《上川2-3》 廃校･廃線 根室本線上り③ <鹿越＝下金山>
根室本線の駅です。今のところは現役です。駅を入口からはあまり見たことはありませんでした。列車待ち合わせで、列車から駅を見ることが多かった印象です。1985年5月に1度だけ駅を利用しました。
1900年に金山駅としてできました。同年にできた、下富良野駅は改称、鹿越駅は水没しています。名前が変わらない根室本線の駅としては一番古い駅ではないでしょうか(除滝川)。なくなりそうですが。
1899年から1928年まであったそうです。山部駅逓から3里28町。金山駅から国道237号線に出てすぐ北に標柱があります。
●金山森林鉄道 （南富良野町金山）
1930年から1961年まであったそうです。根室本線の西、金山駅の北に貯木場があったようです。金山駅の北、根室本線の道道465号との踏切の所です。前にあるイタドリのあたりを通っていたのでしょうか。この先、森林鉄道はコガネ沢をわたり、金山小学校の裏を通って、トナシベツ川を遡っていきました。南富良野町には金山営林署と幾寅営林署の２つの営林署がありました。
◆金山小学校 （南富良野町金山）
国道237号線沿いです。この校門のすぐ向こうにあった校舎がなくなっていました。体育館が残っています。
グランド跡です。1902年金山簡易教育所として開校。2016年新設の南富良野西小学校(旧下金山小学校)に統合しました。
◆金山中学校 （南富良野町金山）
金山小学校から、トナシベツ川の岩根橋をわたってすぐのところ。国道沿いです。校舎は残っています。校門らしきものもあります。校舎は使用されていないようです。町営バスのバス停は｢旧中学校前｣でした。
正面玄関前に開校30周年記念碑があります。
北側から、体育館の向こう側に校舎が見えます。右奥はプールでしょうか。1948年に独立校舎ができました。2005年新設の南富良野中学校に統合しました。
▼トナシベツ川･･･空知川の左岸支流です。十梨別とも書きます。川沿いに金山森林鉄道がありました。永田、tunas-pet「早い・川」。更科、tunni-us-pet「柏の樹多い川」。など。明治期の後半、金のブームがありました。地区名が金山になったようです。
国道237号線の空知川に架かる五月橋の上から上流方向。河畔にコンクリートの構造物が見えます。1930年に付け替えられる前の線路は正面の崖の所を通っていたそうです。今見ると大変そうな所です。その後自動車道としても利用したそうです。
◆下金山小中学校 （南富良野町下金山）
国道237号線沿いです。国道側のグランドに対しＬ字型に校舎があったのですが、統合後は奥に校舎を建てたようです。下金山小学校は1908年金山簡易教育所として開校、1917年下金山尋常小学校になりました。2016年金山小学校と統合し、南富良野西小学校になりました。併置していた下金山中学校は、1955年金山中学校下金山分校として開校、同年下金山中学校になりました。2005年新設の南富良野中学校に統合しました。
1913年に開業した根室本線の駅です。廃止が決まりました。現・富良野市の東山方面への玄関口だったそうです。西達布方面へ森林鉄道が延びていました。地区の地元称は、しもきん。
もち米が産物の一つです。1983年5月に1度だけこの駅で下車しました。その時、あるお宅で、大きな餅を2つも出していただきました。お腹がいっぱいになりました。
1925年に富士製紙の軌道を一部買収し1927年より下金山駅から西達布など延びていました。1952年に廃止されたようです。下金山駅を出ると根室本線の東を北上、東に曲がります。空知川を旧国道の北で渡って右岸（東岸）に進みます。空知川左岸、現下金山橋（旧国道より北にかけられたようです）のすぐ北に橋台と思われるものがあります。
空知川東岸です。道路はここから北は未舗装ですが、昔は富良野へ向かう国道でした。南富良野町の森林鉄道の標柱がありました。左から来た森林鉄道はここで旧国道とクロスして、旧国道の東を北へ向かっていました。旧国道をオーバークロスしているように見えるのですが、老眼のせいでしょうか。
※ 南富良野町の廃校は全部登場したと思います。
下金山小中学校、幾寅小学校、幾寅中学校、金山小学校、金山中学校、東鹿越小学校、北落合小中学校、落合小中学校、(鹿越小学校)
