廃校 東瓜幕特別教授場通明分校、新田小学校、北中音更小中学校、川西中学校、西上音更小中学校
廃駅 (拓鉄)東瓜幕駅、中音更駅、上士幌駅
廃線 北海道拓殖鉄道、士幌線
駅逓 東瓜幕駅逓
《十勝18-3》 廃校・廃線 拓殖鉄道② <東瓜幕=上士幌>
●(拓鉄)東瓜幕駅(鹿追町東瓜幕西15線)
1929年開設、1967年廃止になった拓殖鉄道の駅です。中瓜幕駅から2.4km。道道53号沿いです。道路沿いに説明板があります。
この道(西15線)、駅がある頃は大きく西へ迂回してしましたが、突き抜けて直線になりました。駅はこのあたりにあったようです。
▽東瓜幕駅逓(鹿追町東瓜幕西15線)
1923年開設。見えている交差点は西15線26号。西15線は道道54号、26号は国道274号線です。駅逓は交差点の東方(右)、現国道の北側にあったようです。現在、西側にはパーキングがあります。
◆通明小学校東瓜幕分校(鹿追町北瓜幕西19線32号)
鹿追町史に西19線32号とあります。そこを検索してみると、今は自衛隊の射撃地内です。滑走路のように見えるところの少し西側でしょうか。演習場は1954年から1960年にかけて、約3300ヘクタールの用地買収があったそうです。住所の通りなら西19線にあるこのゲートの1.5kmほど北にあったことになります。
1933年通明尋常小学校所属東瓜幕特別教授場として開校、1955年に閉校しました。町史に東瓜幕特別教授場となっていますが、戦後に特別教授場はあまり聞きません(1941年?まで)。通称はあったかもしれませんが、町史の写真などから通明小学校東瓜幕分校だと思われます。
△新田の流れ山(鹿追町東瓜幕西17線)
2018年に、このあたりに流れ山を見学に来たことがありました。流れ山とは溶岩ドームが崩壊してできた礫密度の大きな、小高い地形のことだそうです。見学の時に撮った写真です。演習場内にもあるようです。
拓鉄は士幌町に入ってから直線的に進んでいますが、士幌町上音更西7線付近だけ山を避け、南に迂回しています。線路は道路の正面奥の高いところを避け、中腹、道路の右側に見える林の手前を曲がって通っていたようです。調べてはいませんが、この山は流れ山なのかもしれません。
◆新田小学校(士幌町上音更西12線30号)
道道661号沿いです。少し北に士幌高校があります。グランドの道路側に校門があります。
その右の通路の所に通用門があり、ここが通常の出入り口だったようです。1932年新田農場及び部落民の寄付により新田特別教授場が開校。2019年士幌小学校と統合しました。
◆北中音更小中学校(士幌町上音更西3線30号)
道道337号と661号の交差点の所です。校舎が残っていて、ずらしたような校門は661号沿いです。
現在、JAのET研究所として受精卵移植技術の研修などを行っているようです。そう聞くと近寄りがたいです。北中音更小学校は、1908年音更第七教育所西特別教授場として開校、1917年北中音更尋常小学校になりました。2016年北中音更小学校は士幌小学校と統合しました。
◆川西中学校(士幌町上音更西3線)
1947年北中音更中学校開校、北中音更小学校に併置。1949年川西中学校と改称。1950年新校舎落成・移転。1965年川西中学校は士幌町中央中学校に統合しました。川西中学校は30号の農家さん北にあったそうです。道道337号線沿いでこの畑の中。ここより50m位先に校舎があり、左側はグランドだったようです。
●(拓鉄)中音更駅(士幌町中音更)
1929年開設、1949年廃止になった拓殖鉄道の駅です。東瓜幕駅から9.3km。西1線と2線の間、31号と32号の間。畑の中になっています。ここの西方、サイロの左、少し手前あたりでしょうか。デルタ線もあったようなので、それなりに敷地があったのかもしれません。
西1線32号に説明板があります。
◆西上音更小中学校(士幌町上音更西3線38号)
道道337号を北上します。校門、校舎は残っています。
校門の上には青銅の像がのっています。1996年の校舎改築のときにできたようです。西上音更小学校は1919年西上音更特別教授場として開校、2019年士幌小学校と統合しました。併置していた西上音更中学校は1952年開校、1966年士幌町中央中学校に統合しました。
▼音更・・・音更川右岸の地名です。駒場の北から士幌町北部までが中音更。士幌町の北部から上士幌町にかけて上音更。その他に、士幌町は西の方に上音更があります。
拓殖鉄道が音更川を渡っていた橋です。2016年の台風で落橋した西上橋の500mほど下流にありました。復旧工事で周辺は変わっていると思われます。堤防沿いに近くまで行けそうでしたが、この日は気力が足りず、西上橋から下流方面。
●(拓鉄)上士幌駅(上士幌町上士幌)
1931年開設、1949年廃止になった拓殖鉄道の駅です。中音更駅から9.6km。この道は拓鉄跡を拡幅したものと思われます。道は左に曲がっていますが、カーブしないでまっすぐ200メートルほど行くと駅になります。
右の方、白い家の手前の盛土は上士幌駅に向かう、士幌線跡のようです。
駅前通には、拓鉄のことは触れていませんが、国鉄上士幌駅の説明板があります。
※士幌町の廃校は全部登場したと思います。
上居辺中学校、川西中学校、北中音更小中学校、佐倉小中学校、士幌中学校、下居辺小中学校、朝陽小学校、中士幌中学校、西上音更小中学校、新田小学校