しのうしのブログ

たまに外出

《十勝12》 廃校・廃線 根室本線上り① 河西鉄道① <帯広=十勝清水> (3/4)

廃校 上羽帯小学校羽帯小中学校
廃駅 羽帯駅
廃線 十勝石材軌道

《十勝12-3》 廃校・廃線 根室本線上り① <旭山=羽帯>

上羽帯小学校 (清水町羽帯南9線)
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国道38号線からだと「清水町少年自然の家」「千年の森」の標識に従って南西にまっすぐ進みます。実質的な突きあたりを左へ進むとすぐです。道路沿いの東側に校門があり、左の門柱の後ろに二宮像の台座のみあります。戦時中に供出したままなのでしょうか。

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校舎は清水町少年自然の家になっていて宿泊可能でした。少年団で宿泊したことがあります。

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その当時の体育館入口の校章です。

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その頃は奥に五右衛門風呂がありましたが、今はどうなっているでしょう。上羽帯小学校は1913年上羽帯特別教授所として開校、1976年御影小学校と統合しました。

十勝石材軌道 (清水町羽帯南12線7号)
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石山から御影駅まで石材を運ぶ馬鉄がありました。石切場は、十勝千年の森の西、2.5㎞くらいにあったようです。1920年頃敷設。石切場から考えると、この交差点付近を通っていた可能性はありそうです。正面の道は石切場跡方面へ向かう道、左へ進むと芽室岳登山口方向です。

芽室岳(清水町・芽室町日高町
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名前のとおり、芽室川上流にある山です。標高1754m。雨が降っていて山が見えない(見えてもわからない)ので、羽帯南10線にある千年の森の横の看板にしました。この正面の道を左へ行くと登山口へ行きます。30年以上前ですが、誘われて2回登ったことがあります。雪が残っているときは米袋で滑りました。

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別の日に芽室市街南部から撮影してみました。左手前は剣山でしょう。芽室岳はこのあたりでは高い山なのですが、奥にあるようなので、写っているかどうかもわかりません。

剣山(清水町・芽室町
標高1205m。旭山小学校跡が「剣の郷」なのはこの山の名からのようです。剣山はアイヌ語でe-en-e-en-nupuriで「頭が・尖っている・頭が・尖っている・山」だそうです。ローマ字読みすれば、エエネエンヌプリ。松浦武四郎はエー子ンノホリ、明治の地図ではエヽ子エン岳などがありました。

羽帯駅 (清水町羽帯南3線)
1958年開業、2018年3月17日に廃止された、根室本線にあった駅です。国道38号線の羽帯小学校の所を南へ曲がった踏切の東にありました。廃駅が近づいた頃は、普通列車も多くは通過でした。廃止後の3月21日に国道を通ったので寄ってみました。
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ホーム入口です。その時は立入禁止の表示がありました。

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それぞれ、左2018年、右2021年

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今回(2021年11月)行ってみると側線のようなものがありました。

羽帯小中学校 (清水町羽帯南2線)
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国道38号線沿いです。国道から16号を北に入った所に校門があります。中に入ると70周年の碑があります。校門の正面にあった校舎はなく、施設が入っています。右の方には羽帯福祉館がありました。

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16号沿いの国道側には二宮像。羽帯小学校は1906年開校、1977年御影小学校と統合しました。併置の羽帯中学校は1972年御影中学校と統合しました。
左の道をまっすく進むと、羽帯駅、更に進むと上羽帯小学校があります。
ここの国道は毎年何度も通ります。西十勝ことばの教室があったのは覚えているのですが、校舎がなくなったのはいつだったか記憶にありません。

羽帯・・・松浦、ホ子ヲク、ボネウク。永田、ポニオプ「小蛇多き処」。山田、pon-i-o-p「小さい・それ・多くいる・所」、pone-op「骨の・槍」、など。古い地図ではホネヲップがあります。
羽帯村がありました。1906年合併して芽室村大字羽帯村になりました。1921年大字芽室村の一部と分離して、御影村になりました。1956年御影村は清水町に編入しました。