浦幌博物館の上浦幌の地形を巡るという講座に参加させていただきました。上浦幌方面のいろいろな地形を説明していただきながら、見て回りました。
上浦幌方面では、本別坂やK-Pg境界層くらいしか知らなかったので、いろいろな興味ある地形があることがわかり、勉強になりました。
理解できないこともありましたが、わかったところ。
○ 川流布の浦幌断層
写真の位置が悪いのですが、左の方が網走構造線の浦幌断層。正面は土石流堆積物だそうです。ここは常呂帯と根室帯の間にあります。浦幌断層は古い断層だということです。
○ 霧がかかっていますが、川流布山方面
浸食の結果、浸食にに強い砂岩が山頂付近に残り、山になったとのことです。霧で山頂がはっきりしませんが、そのような山がいくつか並んでいます。こういうのをビュートというそうです。
1週間後に同じような場所から撮影しました。
並んでいる山のほぼ中央の山が川流布山(634m)のようです。
○ 貴老路神社
貴老路神社のある段丘は浦幌川の流れている所より、10メートル以上高くなっています。階段がつかれました。川の向こうの丘は、浦幌丘陵。浦幌川は浦幌丘陵と白糠丘陵の間を流れています。ここの右の貴老路大橋のところで、浦幌川の掘削蛇行というのを観察しました。
○ 中川橋付近での浦幌川の蛇行
前方を右から流れてきた浦幌川、堅い所(山の所)にぶつかり、そのまま左に行けず、大きく曲がり手前に流れています。これは岩石の硬さを反映した地形だそうです。この後、谷は狭くなっています。橋のすぐ右に名残川があります。
○ 活平・三枚平の差別浸食
神威橋の上からの観察。地層の柔らかい所が浸食され、堅い所が残る差別浸食で、でこぼこができたそうです。
○ 留真の環流旧河谷
弧状には見えないかもしれませんが、 過去に奥の山際を川が流れていた(蛇行流路跡地)。川は今、ここより後ろを流れています。手前の中央と右の高くなっている所は蛇行の内側にあったことになります。この地区ではこのような地形は他にもあり、こういうところは畑に利用されています。
たくさん見る所があり、時間が足りないくらいでした。
詳しい説明してくださった先生、資料をたくさんいただき、ありがとうございました。